所在地:東京都 用 途:仏教寺院山門 構 造:木造(鉄骨ブレース補強) 規 模:延 約70㎡ 施 工:清水建設株式会社 竣 工:平成24年6月 ※ 建築文化研究所への構造設計協力業務

 歴史ある寺院の山門の曳家工事を兼ねた耐震補強計画。 屋根重量が大きい山門の外観の変更を伴わない改修を行うため、建物の隠蔽部分に鉄骨の補強フレームを組む補強方法を採用した。また、同時に行なった曳家工事では、発掘調査を行う目的と基礎の老朽化や地盤の液状化対策のため、新設の杭基礎を移設先に設けて、土台より上部の建物部分を移設する方法とした。